ご依頼のきっかけ
武蔵村山市にある築40年のご住宅にお住いの方から、天井に天窓を設置しているのですが、そこからなのか天井から雨漏りが起こっていますの調査していただけますかとご相談をいただきました。
実際に現場に伺うと、お客様のお考え通り、天窓付近から雨漏りが発生しておりました。天窓を設置する際は屋根に穴を空けて設置するため、雨漏りのリスクはどうしても伴ってしまいます。天窓を設置した後は隙間をコーキング材と言われる樹脂製の防水材を打つのですが、一般的に5年~10年が耐用年数になりますので、注意が必要です。
今回、すでに雨漏りが発生していた影響で屋根の下地材も腐食しておりました。そのため下地材から新たなものを設置する葺き替え工事を行いました。
施工前
こちらが施工前になります。トタン屋根は金属製になりますので、ご覧のようにかなり錆が激しい状態でございました。錆が発生しているということは屋根本来の機能が低下している証拠になりますので、早めのメンテナンスが必要になります。
施工中
下地材設置
既存の屋根材など全てきれいに撤去した後に新たな下地材を設置いたします。下地材と言っても今回2種類ございまして、まず木材の野地板と言われるものを設置してまいります。
こちらの役割といたしましては、この後葺く屋根材をしっかり固定し、地震などから守る耐震性の向上にも繋がります。
続いて、ルーフィングと言われる防水シートを張ってまいります。屋根の構造上、隙間から雨水が入ってくる可能性がございます。その際に雨水が野地板に触れることなく屋根の外側に逃がしてくれるという役割がございます。
屋根葺き
ルーフィングの上から「スタンビー」と言われる屋根材を葺いてまいります。ご覧のように縦に屋根が葺いているかと思うのですが、縦に葺くことによって少し工場が緩い屋根だとしても、簡単に雨水が屋根の外に逃げてくれますので、雨漏りの心配もなく、非常に防水性の高い屋根材になります。
貫板設置
屋根を全て葺き終えた後、どうしても頂上部分に隙間ができてしまいますので、そちらにまず貫板と言われるものを設置いたします。こちらはこの後設置する棟板金を固定する目的で使用するのですが、タフモックと言われる樹脂製のものを使用いたしましたので、雨水での腐食リスクも軽減することができます。
▷参考サイト:樹脂製貫板「タフモック」とは?特徴やメリット・デメリットを解説
棟板金設置
貫板の上から棟板金をカバーして雨水の侵入を防ぎます。
▷参考サイト:屋根の「棟板金」とは?役割や注意すべき劣化状態について
霧よけ部分
霧よけとは太陽の光などをご住宅の中に入らないようにするために設置する小さな屋根のようなものになります。霧よけも屋根同様の施工を施し、新たに板金を設置いたしました。
完工
これにて完工になります。
担当者からのコメント
この度は武蔵村山市にある「武蔵村山屋根工事店」にご依頼いただきまいて、誠にありがとうございました。今回は、屋根から雨漏りしているということでご相談をいただきましたが、今回お伺いするとすでに築年数が40年以上経っている状態で優に耐用年数を超過しておりました。雨漏りが起きる要因としては、やはり耐用年数が超過することによる屋根の劣化症状になりますので、現在使用されている屋根材の耐用年数を把握しておく必要があり、それに伴う事前のメンテナンスを行うことが重要です。屋根のメンテナンスは屋根材、屋根の状態によって全く異なりますので、武蔵村山市にて屋根工事や雨漏り修理をお考えの方は「武蔵村山屋根工事店」までご相談ください。
▷参考サイト:屋根の耐用年数ってどのくらい?各屋根材ごとの寿命目安まとめ
▷参考サイト:屋根の葺き替え工事とは?特徴やメリットなどを徹底解説
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